展示場に並ぶ中古車
4.1 / 5.1 / 11.1手数料・重量税・自賠責の改定(2026年)

整備工場の制度対応ナビ / 車検の法定費用の改定(手数料・自賠責・重量税)

REGULATION NAVI

車検の法定費用の改定(手数料・自賠責・重量税)

見積もりの直し方

更新日 2026年10月11日

車検の法定費用は、2026年のうちに3つとも動きます。検査手数料(印紙代)は4月1日に上がり、自動車重量税は5月1日からエコカー減税の基準が切り替わり、自賠責保険料は11月1日以降に保険期間が始まる契約から平均6.2%上がります。見積書と案内に載せている金額を、項目ごとに「いつの分から新しい額か」を分けて直す必要があります。

何が変わるか

法定費用は、検査手数料、自動車重量税、自賠責保険料の3つでできています。2026年は改定の日がそれぞれ違い、新旧を分ける基準も違います。手数料と重量税は手続きを行う日、自賠責は保険期間が始まる日で決まります。

項目改定の日改定前改定後
継続検査の手数料(指定工場・窓口申請)2026年4月1日1,800円2,100円
継続検査の手数料(指定工場・OSS申請)2026年4月1日1,600円1,850円
継続検査の手数料(持込・普通自動車)2026年4月1日2,300円2,600円
継続検査の手数料(持込・小型自動車、軽自動車)2026年4月1日2,200円2,500円
自賠責保険料(自家用乗用・24か月)2026年11月1日以降に始まる契約17,650円18,560円
自賠責保険料(軽自動車・24か月)2026年11月1日以降に始まる契約17,540円18,660円

同じ4月1日に、自動車検査証の再交付は350円から450円へ、検査標章の再交付は300円から400円へ上がっています。

自動車重量税は、2026年5月1日以降の検査から新しいエコカー減税の基準で判定されます。税額の表そのものは変わっていません。自家用乗用車の2年分は、車両重量0.5トンごとに、本則税率が5,000円、エコカー以外が8,200円、新車登録から13年を過ぎた車が11,400円、18年を過ぎた車が12,600円です。変わったのは「どの車が本則税率や免税にあたるか」の線引きなので、前回の車検と同じ額になるとは限りません。

いつから

改定の日は3つに分かれます。登録と検査の手数料は2026年4月1日、重量税のエコカー減税の基準は5月1日に切り替わり、どちらも施行済みです。残っているのは自賠責保険料で、2026年11月1日以降に保険期間が始まる契約から平均6.2%上がります。13年ぶりの引き上げです。

11月の自賠責は、入庫の日ではなく保険期間の始期で決まる点に気をつけてください。継続の契約は、いまの契約の満期日を始期にして結ぶのが通常です。車検を10月に受けても、いまの自賠責の満期が11月1日以降なら、新しい保険料がかかります。車検は満了日の2か月前から受けられるので、10月から年末にかけては新旧が混ざります。

整備工場がやること

  1. 法定費用を3つに分けて点検する見積書のひな形、料金表、システムの設定に入っている金額を、手数料、重量税、自賠責に分けて1つずつ確かめます。4月の手数料が古いままの料金表は、今も残りがちです。
  2. 自賠責は満期日で新旧を決める受付のとき、車検証の満了日と自賠責証明書の満期を見て、始期が11月1日以降になる車には新しい保険料で見積もります。10月中の見積もりで旧額を出すと、精算で差額が出ます。
  3. 重量税は1台ごとに判定し直すエコカー減税の基準が切り替わったので、前回が本則税率だった車でも今回は変わることがあります。前回の請求書から金額を写さず、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」で車ごとに確かめます。
  4. 案内と掲示の金額を直す車検の案内はがき、SMSの文面、店頭の料金表、ホームページに載せた「法定費用」の金額を直します。金額を載せる場合は「いつ時点の額か」を添えると、改定のたびの問い合わせが減ります。
  5. 申請の方法ごとの手数料を使い分ける指定工場の継続検査は、OSS申請が1,850円、窓口申請が2,100円で、1台あたり250円の差があります。どちらで申請するかを先に決めて、見積もりに反映します。
  6. お客様への説明を用意する前回より高くなった理由を聞かれたときに、手数料は4月、自賠責は11月に国の改定があったと答えられるよう、フロントで言い方をそろえておきます。

整備システムでの対応

法定費用の改定でいちばん手間がかかるのは、車ごとに違う重量税と自賠責の金額を、見積もりのたびに正しく入れることです。日本カーネットの公式サイトによると、整備システム・整備ソフト DREAM POWER の車両管理では、自賠責と重量税の金額が、車検証の画面に入力した内容から自動で判別されて入ります。入力した内容が誤っていると別の金額が入るため、金額の確認は残ります。車検の案内はがきには、諸費用の金額つきのレイアウトも用意されています。

制度が変わったときの反映について、公式サイトは、月に1回から2回ほど、行政の改正や業界の要望に合わせてバージョンアップを行い、アップデートは無料だと案内しています。今回の3つの改定がどの版で反映されているかは、資料請求かデモの場で確かめてください。

制度対応を、システムにまかせる

手数料、重量税、自賠責と、改定のたびに料金表と見積書のひな形を直す作業が続きます。車検証の内容から金額が入る仕組みを、資料とデモで確かめてください。

資料請求・デモの申込(無料)

よくある質問

指定工場で車検を受ける場合の手数料はいくらですか。
2026年4月1日から、窓口申請が2,100円、OSS申請が1,850円です。普通車、小型車、軽自動車とも同じ額です。改定前は1,800円と1,600円でした。
10月に入庫した車の自賠責は、新旧どちらの保険料ですか。
保険期間の始期で決まります。始期が2026年11月1日以降になる契約は新しい保険料です。入庫が10月でも、いまの自賠責の満期が11月1日以降なら新しい額で見積もります。
重量税は2026年に上がりましたか。
税額の表は変わっていません。2026年5月1日からエコカー減税の基準が切り替わったため、車によっては本則税率や免税にあたるかどうかが前回と変わります。
法定費用は請求書でどう扱えばよいですか。
重量税、自賠責保険料、検査手数料はお客様に代わって納めるお金なので、整備代金と分けて記載します。立替金としての書き方は、下の「くわしい解説」の記事で確かめてください。

くわしい解説

手数料の改定の一覧と内訳は、車検の印紙代 値上げ2026一覧に手続きごとの表があります。法定費用を請求書でどう分けるかは法定費用の立替とインボイスの書き方、見積書の項目の分け方は自動車整備の見積書テンプレートで確かめられます。

出典

確認日 2026年10月11日。金額は1台ごとに車検証の内容で変わります。見積もりの前に最新の表で確かめてください。

次:車検が2か月前から受けられるようになって変わる案内の時期