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車検が2か月前から受けられるようになって変わる案内の時期
更新日 2026年10月11日
車検(継続検査)は、2025年4月1日から、車検証の有効期間が満了する日の2か月前から受けられるようになりました。それまでは1か月前からでした。2か月前に受けても次の満了日は短くなりません。整備工場にとっては、車検の案内を出す時期と文面、予約枠の組み方を見直す理由になります。
何が変わるか
変わったのは、残りの有効期間を失わずに車検を受けられる期間です。国土交通省は道路運送車両法施行規則を改正し、有効期間の満了日の2か月前から満了日までの間に受ければ、古い車検証の残りの期間が失われないことにしました。自賠責保険の有効期間も、自動車損害賠償保障法施行規則の改正で同じ扱いにそろえられています。
| 項目 | 2025年3月31日まで | 2025年4月1日から |
|---|---|---|
| 次の満了日が短くならずに受けられる期間 | 満了日の1か月前から満了日まで | 満了日の2か月前から満了日まで |
| 満了日の約2か月前に届く案内の意味 | 来月から受けられますという予告 | 届いた日から受けられますという案内 |
国土交通省が改正の理由に挙げたのは、年度末への集中です。車検の需要が3月に寄るため、利用者は予約が取りにくく、整備士は残業や休日出勤に追われていました。受けられる期間を広げて入庫をならすことが、この改正のねらいです。工場の側から見ると、入庫を前に動かせる幅が1か月から2か月に広がったことになります。
いつから
改正は2024年6月25日に公表され、2025年(令和7年)4月1日に施行されました。すでに始まっている制度で、経過措置や終わりの期限はありません。施行から1年半がたちました。案内はがきの発送日やシステムの抽出条件が「1か月前」のままになっていないかを確かめてください。発送の設定を一度も変えていないなら、いまが見直しの時期です。
2026年の秋は、もう1つ気をつける点があります。自賠責保険料は、2026年11月1日以降に保険期間が始まる契約から上がります。2か月前に入庫した車でも、いまの自賠責の満期が11月1日以降なら新しい保険料になるため、早めの入庫をすすめる案内に法定費用の金額を載せるときは、どちらの額かを確かめてから出してください。
整備工場がやること
- 1回目の案内を満了日の約2か月前に合わせるはがきやSMSの抽出条件を、満了日の2か月前に届くように直します。3か月前では届いた時点でまだ受けられず、忘れられます。
- 文面を「届いた日から受けられます」に直す以前の文面が「来月から」「1か月前から」となっていたら書き直します。早く受けても次の満了日は変わらないことを一文で添えると、お客様の迷いがなくなります。
- 2回目の案内を約1か月前に出す1回目で予約が入っていないお客様だけに絞って送ります。予約が済んだ方に重ねて送らないよう、抽出の条件に「予約なし」を入れます。
- 3月と9月の予約枠を前にずらす満了日が3月や9月の車には、1回目の案内で前の月の入庫日を具体的に示します。受けられる幅が2か月あるので、混む月の手前に寄せられます。
- 受付で自賠責の満期を確かめる早めの入庫では、車検証の満了日と自賠責証明書の満期を並べて見て、継続の契約に空白が出ないようにします。
- 代車と部品の段取りを早める入庫が前に動くと、代車の手配と部品の発注も前に動きます。月ごとの入庫予定を2か月先まで見える形にしておきます。
整備システムでの対応
案内の時期を変える作業は、対象の車を抜き出す条件を変える作業です。日本カーネットの公式サイトによると、整備システム・整備ソフト DREAM POWER の車検管理では、車検や点検の期日の範囲を指定して車を検索でき、担当者、地区、法人と個人の別などの条件でも絞り込めます。検索した一覧には、最後に入庫した日とそのときの整備の内容が表示され、案内を送るかどうかの判断に使えます。
案内の出し方は、はがきの印刷、SMSの一括送信、タックシールの印刷、窓付き封筒に合わせたA4用紙への印刷から選べます。SMSは差し込み項目を使って、お客様ごとの名前や車の情報を入れて一度に送れます。LINE公式アカウントと連動して車検の案内を送る機能は、オプションとして用意されています。発送日の自動設定など、ここに書いていない動きは資料とデモで確かめてください。
制度対応を、システムにまかせる
受けられる期間が変わるたびに、抽出の条件と文面を手で直すのは手間がかかります。満了日から対象を抜き出して、はがきとSMSで案内する流れを資料とデモで確かめてください。
よくある質問
- 2か月前に車検を受けると、次の満了日は早まりますか。
- 早まりません。満了日の2か月前から満了日までの間に受ければ、次の満了日は元の満了日から数えます。2か月より前に受けた場合は、受けた日から数えることになり、残りの期間を失います。
- 車検の案内はいつ出せばよいですか。
- 満了日の約2か月前に1回目、約1か月前に予約のない方へ2回目を出す形が、受けられる期間に合います。1回目は届いた日から予約と入庫ができる案内になります。
- 自賠責保険も2か月前から継続できますか。
- 車検に合わせて継続できます。国土交通省は、自賠責保険の有効期間を車検の期間にそろえるため、自動車損害賠償保障法施行規則も改正しました。施行は同じ2025年4月1日です。
- 軽自動車や二輪も同じ扱いですか。
- 国土交通省の発表は、車検証の有効期間の満了日の2か月前から受けられるとしており、車の種類で分けていません。個別の扱いに迷うときは、管轄の運輸支局か軽自動車検査協会に確かめてください。
くわしい解説
満了日から逆算した発送日の決め方は、車検案内はがきはいつ出す?発送時期の決め方に月ごとの例があります。書き直すときの文面は車検案内の例文・テンプレート集、案内を仕組みにする考え方は車検管理・車検案内を仕組みにする方法で確かめられます。
出典
- 国土交通省 報道発表「来年4月より、車検を受けられる期間が延びます」令和6年6月25日 https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha02_hh_000645.html
- 損害保険料率算出機構「【自賠責保険】基準料率届出のご案内」(2026年4月30日届出) https://www.giroj.or.jp/ratemaking/cali/pdf/202604_announcement.pdf
- 日本カーネット公式サイト「車検管理」「LINEアカウント連動」(www.j-carnet.co.jp/system 内)
確認日 2026年10月11日。
- 車検案内はがきの文面例とテンプレート車検・点検案内ハガキ発送代行
- 車検管理システムでできること。案内と入庫の段取り整備ソフトのサブスク